今月末イムズの閉館という事で、そうかエリザベスマフィンが無くなるのかと寂しく思う。移転しないのかな?どこかに作ってくれると嬉しいのだけれども。

店の入り口にはお客さんが並んでいて、ミニマフィンはすでに売り切れ。普通のマフィンも3種しか残っておらず、ちょうど今からバナナマフィンを焼くところのようだった。
バナナは、アペティートがまだあるから大丈夫かなと思うので焼き上がりは待たずに、いちごと、ブルーベリーと、バターリッチを購入。
店頭ですごい勢いで焼き続けているのだろう。
正直膨らみは今ひとつだし、焼き色も物足りない。
それでも、まだ温かい焼きたてのマフィンを受け取る時、お店の人のありがとうございますの声に、今までどうもありがとうの気持ちを感じて、胸が詰まる。
イムズの記憶は、10代。高校生の頃。学校をサボって屋上でよく暇を潰していた。それに、とあるお店に勤めていた事があり、思い出は深い。
お店の入れ替わりも結構あったし、30代からは殆ど行かなくなったように思う。ソニプラがプラザになったのもちょっとびっくりした。イムズでは、ウィーンオーバーラーとジェラールミュロによく一休みしに寄ったし、エリザベスマフィンには、カフェに入るまでも無い時間、小さいマフィンを買って、コーヒーを貰って休憩によく利用した。昔は煙草を吸っていたので、エリザベスマフィンのすぐ上の階段の所に喫煙の灰皿があったのも懐かしい思い出。
寂しいなぁ。
屋上まで行ってみようかとも思ったけれども、このご時世、何人もの人とエレベーターに乗るわけにもいかず、諦めた。
さよなら、さよなら。
子供の頃は、変わっていくことが楽しくて仕方なかった。新しい店、新しいビル、新しい風景。いつからか、変わることがいいことばかりでは無いと気づいて、変わらない事を美しく思うようになる日が来るとは思わなかった。
新しい天神はどんな風になるのか。楽しみにしよう。

最後だしせっかく行ったので、フルーツケーキも購入。

11月末まで賞味期限があるので、ゆっくり開けて食べるつもり。
ドレンチェリーやペカンナッツの乗った、ザ・フルーツケーキという風格。こういうのは今時中々無いよね。