
良い1日というのはそう年に何回も無い。
仕事しているし、街中で雑多なものに囲まれているし、忙しいし。
暑かったり寒かったり、怠かったり、眠かったりストレスに暇がない。
今日は泳がないから、クロエちゃんがご機嫌。濡れるのは構わずに、走って回る。
なんて可愛いんだろうと、いつもこの瞬間を留めていたいと思う。
誰だったか、谷川俊太郎さんだと思うけれども、
死ぬ時にはせめて好きな歌が聞こえてくれぬだろうかという、詩があった。
物理的にも最後まで五感うちでは聴覚が残るとも聞くけれども、
私はこの風景が思い浮かべば良いなと思っている。
ありありと、思い出せるといいな。
風と波と陽射しと空気の温度。緑と青と、雲と、水と、砂とクロエちゃんの笑顔。