
前から行こうと思っていた何必館。
写真家、ロバート・ドアノーの展示もあったので行ってみた。
私でも知っているくらい有名な写真ばかりで、知ってるーと思いながら見ていたけれど、
そのドアノーの人柄を説明するコメントがとても良くて、
私もこんな風に写真を撮りたいなぁと思いながら見て回った。
一方で魯山人。
前から見たかった椿大鉢をこの目で見て、本当に嬉しかった。
誰も居ない展示室で、触れられるほど近くで。
思ったより大きかったし、何というか魯山人の絵付けはいつも思うのは、押し付けがましいところが無く、作為はあるけれど、喜びがある。不思議。
ドアノーが人々に向けた視線と、魯山人が手がけた書や篆刻、焼き物や器、絵や作品の数々、全てが美に通じるものへ向けた視線は、同じ。
とても対照的なのに、同じものがあるのが面白い。
魯山人展をちょうど銀座の蔦屋でやっているようなので、それも見たかったなぁ。