通勤の時間にプレバトというテレビ番組で、土井善晴先生を見た。
番組では盛り付けの審査を行われていて、良くない所ははっきり言い、良い所は嬉しそうに褒める。その迷いのない様子がとても良いなと思った。
その迷いがない様子は、自信があるという感じではなく、信念のある人の態度で、自分の信念を裏付けるだけの知識と研鑽があり、すでに悩んで選択してきた積み重ねが、見て取れる。
料理の世界に進まなかった私ではあるけれど、料理の一番好きな所は、食べる人の事を思い、気持ちを形にする事が出来ること。
それは、お年寄りに柔らかいものを出すとかお子様ランチに旗を立てる、みたいな事だけでは無くて、相手を知ろうとする気持ち、喜ばせたいという純粋な愛情と、季節や天気、体調や温度、たくさんのデータが組み合わさって出来ること。大変な面もあるけれど、とても面白いと思っている。
このところ、年齢のせいとあるのか美味しすぎるものは好まなくなったり、良い加減体重を落とさなくてはと思っていたり、色んなスパイスや調味料、調理道具物で溢れかえるキッチンにも飽きていた事もあり、家で作るのは和食で良いじゃないかと考えていた。
そこへきてさらに、一汁一菜のすすめ。
今の気持ちにきっとぴったりくるんじゃないかと思って、発売がとても楽しみ。
面白そうだったのでアプリをダウンロードしてみた。映像でご自宅のキッチンスタジオの事も思い出した。ガラス張りの貯蔵庫と冷蔵庫。何かの雑誌で見て、すごく好きだと思ったのを覚えている。